生きづらさ × 「普通」

「普通にできない」がつらいとき|生きづらさを自分の能力だけで説明しない

「みんなは普通にできているのに、なぜ自分だけできないのか」。この問いを繰り返すと、自分全体を否定しやすくなります。まず「普通」という大きすぎる言葉を、具体的な行動へ分解します。

この記事の立ち位置
体験談と一般情報を分け、診断や治療を断定しません。生活への支障が強い場合や心身の不調が続く場合は、医療機関や公的な相談窓口など専門の支援もご検討ください。

「普通」は対策できない言葉

「普通に働く」「普通に人と話す」「普通に家事をする」は、実際には多数の作業がまとまった表現です。何が難しいかが見えないままでは、努力量だけを増やしてしまいます。

たとえば「普通に出社する」を、起床、身支度、持ち物確認、移動時間の見積もり、電車の刺激への対応、始業前の切り替えまで分けると、負担の場所が見つかります。

できないことを場面に分ける

  • 時間を見積もる
  • 複数の作業を切り替える
  • 曖昧な指示を解釈する
  • 人の多い場所で集中する
  • 疲れたあとも家事や育児を続ける

「全部できない」ではなく、「どの工程から急に難しくなるか」を探します。

できる環境との違いを見る

苦手な場面だけでなく、比較的うまくできる場面も記録します。一人で作業すると進む、締切が短い方が動ける、文章で指示されると理解しやすいなど、できる条件には対策のヒントがあります。

比較対象を変える

他人が見せている結果だけと、自分の内側の負担を比べると差が大きく見えます。比較するなら、「先週の自分より準備工程を一つ減らせたか」のように、条件を揃えた比較へ変えます。

目標は「普通になること」ではなく、生活を回すための負担を減らすことです。

発達特性が気になる場合

「普通にできない」という感覚だけでADHDやASDを判断することはできません。発達特性が気になる場合は、困りごとの具体例を記録し、必要に応じて医療機関や地域の発達障害者支援センターへ相談する方法があります。

次に読むページ

何がしんどいのかまだ言葉にできない場合は、整理ページから始めてください。仕事・人間関係・発達特性など、負担の大きい領域が見えている場合は、それぞれの入口へ進む方が具体的です。

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参考にした公的・医療機関の情報

参照先の内容は更新されることがあります。制度や相談方法の最新情報は各機関の公式ページでご確認ください。

生きづらさを全体から整理したい方へ

原因を一つに決めず、仕事・人間関係・子育て・心と発達特性に分けて整理できます。

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