生きづらさ × 発達障害
発達障害と生きづらさ|診断名だけで決めつけず困りごとを整理する
「もしかして発達障害だから生きづらいのか」と考えることがあります。ただ、生きづらさは一つの原因だけで説明できるとは限りません。特性と環境、体調、仕事、家庭の負担を分けて見ることから始めます。
体験談と一般情報を分け、診断や治療を断定しません。生活への支障が強い場合や心身の不調が続く場合は、医療機関や公的な相談窓口など専門の支援もご検討ください。
「生きづらさ」は診断名ではない
「生きづらさ」は日常で幅広く使われる言葉で、特定の医学的診断名ではありません。発達障害が背景にある場合もありますが、仕事、人間関係、経済、睡眠、家庭など別の負担が重なっている場合もあります。
そのため、検索結果だけで自分に診断名を当てはめるより、「何ができないか」ではなく「どの条件で困るか」を記録する方が次の行動につながります。
発達特性が困りごとになる条件
同じ特性でも、環境によって困り方は変わります。静かな場所では集中できるが電話が鳴り続ける場所では難しい、明確な指示なら動けるが曖昧な依頼では止まる、といった違いです。
特性 × 仕事内容 × 人間関係 × 感覚刺激 × 生活リズム × 支援の有無
ADHDとASDで見え方が違う
ADHDでは不注意、多動・衝動性に関連する困りごとが、ASDでは対人コミュニケーション、こだわり、感覚や変化への負担などが問題になることがあります。ただし実際の現れ方は個人差が大きく、重なっている場合もあります。
当サイトでは、ADHDとASDを別ページでも整理し、困りごとの違いを具体的な場面で確認できるようにしています。
二次的な自己否定を分けて考える
困りごとそのものより、「またできなかった」「普通ならできるはず」という自己評価が長く残り、生きづらさを強めていることがあります。失敗した事実と、自分全体への評価は分けます。
たとえば「期限を忘れた」は事実ですが、「自分には価値がない」は事実ではなく評価です。対策できる単位まで小さくすることが重要です。
支援へつなぐときの順番
- 生活で困っていることを書く
- いつから・どこで強いかを書く
- 医療、福祉、就労のどこを相談したいか決める
- 地域の窓口を確認する
厚生労働省は、発達障害者支援センターで相談支援、発達支援、就労支援、情報提供等を行うとしています。地域によって内容が異なるため、最寄りのセンターへ確認してください。
家族・職場へ説明するとき
診断名だけを伝えても、相手が具体的な配慮を理解できないことがあります。「口頭で3件まとめて依頼されると抜けるので、チャットに残してほしい」のように、困る条件と希望する対応をセットで説明すると伝わりやすくなります。
関連するページ
参考にした公的・医療機関の情報
参照先の内容は更新されることがあります。制度や相談方法の最新情報は各機関の公式ページでご確認ください。
生きづらさを全体から整理したい方へ
原因を一つに決めず、仕事・人間関係・子育て・心と発達特性に分けて整理できます。
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