ADHDと仕事の実体験

ADHDで頭の中が散らかり、何から手をつければよいか分からなかった体験

公開日:2026年6月19日 更新日:2026年6月19日

広告について:この記事にはアフィリエイト広告が含まれます。私自身のADHD・うつの経験と、紹介するサービスの利用経験は区別して記載しています。
最初に:この記事は私自身の経験をもとに、個人が特定されない形で整理した体験談です。同じ診断名でも症状や必要な支援は人によって異なります。診断・治療・服薬については医療機関へご相談ください。

やることが多い日は、忙しいというより、頭の中に複数の声が同時に流れているような感覚がありました。

分かっているのに、順番を決められなかった

一つずつ見れば難しくない仕事でも、複数の依頼が同時に来ると、急に全体が見えなくなることがありました。

期限の近い仕事、すぐ返事を求められている連絡、途中まで進めた作業。どれも気になり、どれも放置できないように感じます。その結果、一番重要な仕事へ集中するのではなく、目に入った作業を少しずつ触り、どれも終わらない状態になりました。

周囲から見れば「優先順位をつければよい」だけかもしれません。しかし当時の私には、その優先順位を決める作業自体が大きな負担でした。

書き出しても、安心できなかった

忘れないようにメモを増やしました。付箋、手帳、スマートフォン、パソコンのメモ。記録する場所が増えるほど、今度は「どこに何を書いたか」が分からなくなりました。

タスクを書き出すことは必要でしたが、私の場合は、書き出すだけでは不十分でした。期限、重要度、所要時間、誰かを待たせているかが混ざったままだと、一覧が増えても判断できなかったからです。

当時の悪循環:忘れる不安からメモを増やす → 情報が分散する → さらに確認が増える → 作業開始が遅れる、という流れがありました。

今なら、四つに分けて整理する

  1. 今日中に他人へ返事が必要なもの
    作業完了ではなく、まず現状だけ伝えるものを分けます。
  2. 期限が決まっているもの
    期限と必要時間を並べ、着手日を決めます。
  3. 五分以内で終わるもの
    小さな作業をまとめて処理します。
  4. 一人では判断できないもの
    抱えず、確認事項として人に渡します。

重要なのは、頭の中だけで全部を並べ替えようとしないことでした。判断基準を外に出し、迷う回数を減らす必要がありました。

能力だけでなく、環境にも左右されていた

割込みが多い、口頭依頼が中心、優先順位が頻繁に変わる環境では、混乱が強くなりました。一方で、依頼が文章で残り、締切と優先順位が明確な環境では、同じ私でも動きやすさが違いました。

すべてを「自分の注意力が足りない」で片づけると、必要な環境調整が見えません。自分の工夫だけでなく、仕事の渡され方や確認方法も整理する必要がありました。

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